栄養科

栄養科紹介
<栄養科理念>
治療の一環としての、適切な栄養管理と安全で美味しい食事の提供をすると共に、適切な栄養に関する情報を提供する。
<栄養科基本方針>
医療における栄養科の役割として、
① 入院患者の適切な栄養管理の実施
② 食事サービスの向上
③ 衛生管理の徹底
●栄養管理
栄養管理計画
入院患者さんの栄養状態の管理は医師・看護師・管理栄養士等のスタッフが共同して実施しています。
入院時に栄養状態を評価し、栄養管理計画を作成します。栄養状態に応じて計画の見直しを行います。
栄養状態が不良の場合は、医師・看護師・薬剤師とともに適宜栄養カンファレンスを開催し、栄養管理計画が適切かどうかを検討します。褥瘡回診や嚥下ラウンドにも参加して多職種との連携を図っています。
食欲が無く食べられない場合や嗜好で食べられない場合は、早期に栄養士がベットサイドに出向き患者さんと相談しながら食事内容を決めていきます。
毎月の体重測定時には管理栄養士も病棟看護師と共に行い、体重増減を確認して食事内容を医師と相談しています。

NST(栄養サポートチーム)活動
入院患者さんの栄養状態が不良の場合はNST(栄養サポートチーム)が介入して、一人一人に適した栄養療法を検討して実施、評価をしています。管理栄養士が専従とし、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士が共同して毎週火曜日にカンファレンス・回診を実施しています。
その他、褥瘡回診、緩和のカンファレンスにも参加して、入院患者さんの栄養改善に参画しています。
●栄養食事指導
食事療法が必要な患者さんには医師の指示に基づき管理栄養士が分かりやすく説明します。
*入院個人指導
胃切後の食事、糖尿病の教育入院など入院中の食事と退院後の生活についてわかりやすく説明します。
*外来個人指導
糖尿病食、減塩食、脂質異常食、腎臓食などを主に、個々の食生活を尊重した改善方法を相談していきます。食事療法は継続が大事です。コミュニケーションを大事にして継続した栄養指導を心がけています。
外来診察後に栄養指導が受けられる体制となっています。
平日 | 9:30~16:30(随時) |
土曜日 | 9:30~11:30 |
*集団指導
糖尿病患者対象です。実際に食事を食べてもらい量や味付けも体験できます。
毎月第4水曜日11:00~開催。予約制。
●食事サービス
食事時間
朝食・・・7:45 昼食・・・12:00 夕食・・・18:00
個別対応食
*選択メニュー:保険外食事サービス費が発生します。
・今週のおすすめメニュー : 【火曜日から金曜日の昼食または、夕食(1食250円)】
・スペシャルメニュー : 【うなぎの蒲焼(1000円)、豚ヒレカツ、サーロインステーキ(400円)】
・おやつ : 【月、水、金15:00にコーヒーや紅茶とケーキ、和菓子など(200円)】
*セレクトメニュー
化学療法後の食欲不振や癌のターミナルで食欲が低下している場合は、患者さんの希望でお食事を提供しています。麺類やサンドイッチなど本人の好みのものを提供します。
行事食
入院中においても季節感を感じてもらえるようにと、毎月1回実施しています。

嚥下食
ST(言語聴覚士)と共同して食事形態の評価をしています。
VF検査なども実施しており、経管栄養実施患者が経口摂取に移行できた患者さんも多数いらっしゃいます。嚥下食は体系化し、味付け、見た目にもこだわった内容となっています。また、メニューの中にはイーエヌ大塚製薬株式会社の摂食回復支援食「あいーと」も使用しています。これは特に見た目はそのままの形で口に入れるととろけるような食感です。

●臨地校外実習受け入れ
- 相模女子大学学芸学部食物学科管理栄養士専攻(4名)
- 駒澤女子大学
- 昭和女子大学
- 文教大学健康栄養学部 管理栄養士学科(2名)