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当院について

病院長あいさつ

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院長 島﨑 猛

院長 島﨑 猛

当院は、1983年(昭和55年)4月に、小田急江ノ島線桜ヶ丘駅近くに119床で開院しました。地域のニーズにお応えすることを最優先に、救急を中心とした地域医療を展開し、翌1984年には救急医療機関の指定を受け、1987年には現在の171床に増床しました。内科、脳神経内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、眼科、麻酔科、脳神経外科、放射線科、リハビリテーション科を標榜し、急性期から慢性期まで、また小児からお年寄りまで地域の皆さまに幅広くご利用いただいている病院です。

私は1989年7月に外科部長として東京医科歯科大学から当院に赴任してまいりました。同窓の石塚慶次郎院長の指導の元、地域の皆さまに大学病院と同レベルの手術をご提供するとともに、症例に応じて大学から応援を頼んだり、専門の医療機関をご紹介したりしてきました。1999年11月に院長に就任し、「地域から信頼される、思いやりと礼節のある、患者さん中心の医療の実践」を病院の理念として掲げました。患者さんに親切で礼儀正しく接し、患者さんの訴えをよく聞き、安全、安心で最善の医療を提供する、そのような病院づくりに職員一丸となって取り組み、2012年7月に当院は病院機能評価機構の認定医療機関となりました。

東日本大震災でもビビ割れ一つ入らなかった当院ですが、建物の老朽化とさらなる大規模災害に対応するため、2013年4月に桜ヶ丘駅前に新築移転し、病院機能評価上の安全性、機能性、患者さんの利便性はさらに向上しました。

新病院の機能・体制を以下に記します。

従来の病院機能を維持しながら

  1. 回復期リハビリ病棟の開設とリハビリ部門の充実
  2. MRIの導入
  3. 外来化学療法室の設置
  4. 幅広い鏡視下手術に対応する手術室の充実
  5. 早期癌の内視鏡治療や緊急止血術に対応する内視鏡室の拡充
  6. 各種健診、人間ドックやがん検診に幅広く対応できる健診ラウンジの設置
  7. 保育室の移転・拡張による小さなお子さんをお持ちの方々の雇用促進
  8. 電子カルテの導入による事務作業の効率化と情報共有の推進

が実現されました。

2015年10月から病床機能が、急性期病床45床、回復期リハビリ病床86床、障害者病床43床となり現在に至ります。

当院の使命は地域のニーズに即した医療を提供することであり、当院が特に力を注いでいることは、

  1. 救急医療:大和市の2次救急輪番病院としての役割を果たすこと、緊急の手術や処置にも対応できる機能を維持すること
  2. 高齢者に対する医療:県央地区で不足している回復期病床、慢性期病床を持つ病院として急増する高齢者へ適切な医療を提供すること
  3. 予防医学:健診・がん検診を通じて、5大疾病の予防、生活習慣病の予防、フレイルの早期発見、介護予防に貢献すること
  4. 小児を大事にする:小児科疾患の治療と予防(ワクチン接種など)を行うこと
  5. 在宅医療:高齢社会のピークを迎える2040年に向けて、今後地域で求められる「在宅時々入院」のシステムを構築すること

当院は東京医科歯科大学や聖マリアンナ医科大学の関連施設であり、さらに上尾中央医科グループやさがみメディカルパートナーズの一員として、多くの病院、施設との連携や交流があり、この地域にいながらにして、患者さんが必要とする高度で最新の医療を提供することが可能です。地域に根ざし、安全・安心、信頼と満足の得られる質の高い医療サービスを提供できるよう、これからも職員一同努力してまいります。